今日7月10日は、梅雨明けしたにもかかわらず曇りの予報だ。
日差しがなく絶好のポタリング日よりなので、武庫川を走って福知山線の廃線跡を見に行った。
今回は、武田尾⑰~廃線跡途中の⑳までをブログアップする。
武庫川沿いとは別のルート(十万道路)で、武田尾に来た。
少し見えている、武庫川に流入する左の小道を行けば、福知山線の廃線跡になり、見えていないが武庫川の右の道(327号線)を行けば、武田尾駅と温泉宿がある。
まだ曇り空で、比較的涼しい。
廃線跡は何年か前に、数名でマウンテンバイクで走ったことがあり、かんたんに走れたのでネットで調べてこなかったが、4.7kmあるようだ。
クッションの付いたマウンテンバイクなら、あっという間に走り切るが、クッションのない電動自転車ではこんな枕木の上や砂利道は走れない。
手押しになれば1時間以上かかりそうだが、人はいるのだろうかと少し不安になって来た。
砂利道は乗れなくもないが、パンクすると大変なので、ここは押し歩きにした。
乗ってみようかと思い、枕木のない、小石の少ない端を走ったがパンクが気になった。
高齢のご夫妻が普段着姿で歩いて来たので、少しは安心した。
1つ目のトンネルの手前に来た。
武庫川と大変マッチしている。
トンネルの向こうに明かりが見えるし、トンネルは短かそうで安心だ。
トンネルを出たところだ。
まだ自転車に乗れたが、クッションも悪く、歩いたほうがマシな気がした。
しかし、もう少し乗ってみることにした。
このあたりは、桜並木がきれそうだ。
さくらのシーズンは観光客がいっぱいだろうな!
2つ目のトンネルに来た。
出口の明かりが見えているから安心だ。
しかしここまで、先程の高齢のご夫妻以外に人は見ていない。
ここからは自転車の押し歩きにした。
トンネル出口に近いところで、写真を撮った。
最近のスマホのカメラは、こんな暗いところでもきれいに撮れて優秀だ。
トンネル出口の造りを見たが、小さなレンガを積み重ねてあった。
トンネル工事や改修工事で、亡くなられた方々の名前が書かれた石碑です。
越鳥南枝とは初めて知った言葉だが、「故郷が懐かしく忘れがたいこと」だそうだ。
亡くなられた方々の、線路への想いが込められているのだろうか?
右を見れば、武庫川が山間を流れている。
次のトンネルは、出口の明かりが見えない。
小さなライトは持ってきたが、(正直に言って)一人で入って行くのは不安で、引き返そうかと思った。
が、行くことに決めた。
真っ暗なトンネルを、かすかなライトの明かりで何百メートルか歩いた。
枕木と砂利の道を歩くのに神経を使っていたので、トンネルに入る前に抱いていた不安は忘れていた。
振り返っても明かりは見えない。
ネットで調べたら、「長尾山第一トンネル306m」だった。