猪名川に合流する駄六川を遡って、摂津伊丹廃寺跡まで来た。
なぜ摂津なのかネットで調べると、摂津は昔、大阪府北西部と兵庫県南東部の旧国名だったらしい。
その兵庫県南東部に、伊丹があったようだ。
伊丹廃寺跡の西400mに瑞ゲ池があり、ここを駄六川の源流と勝手に決めた。
この池は伊丹市民の水がめ(貯水池)で、19.3ヘクタールの大きな池だ。
風が強かったが、電気自転車なので軽々とポタリングができた。
風切り音が強いが、この日は寒くなかった。
池の周囲は、しっかりと整備された散歩道になっている。
池の周回3/4を終えた。
北の空は怪しい雲だった。
池から離れて、元の駄六川に戻る。
たぶん、県立伊丹高校の学生の下校時間だ。
来る時に通った、駄六川がくぐっている国道171号線の東側に来た。
すぐに、伊丹緑道が始まる。(駄六川の西200mに並行している)
この緑道を含めて、伊丹市は樹木をしっかりと管理している。
左側が住宅地で、右側が大きな樹木が連なっている散歩緑道をポタリングした。
鳥の鳴き声も聞こえ、左側の住宅地の人たちにとっては、自分の庭のような散歩道だ。(羨ましい)
500mで西国街道を横切る。
左右が伊丹緑道で、前後が西国街道だ。
西国街道に伊丹坂があり、この上に「伝和泉式部の墓」があるので行ってみた。
伊丹坂というだけあって、急坂だ。
花崗岩でできた五輪塔で、地中に埋まっていたためか保存状態は極めて良い。
元の伊丹緑道に戻り、ポタリングを続ける。
伊丹緑道のポタリングは、そろそろ終わりだ。
伊丹緑道が終わって、すぐに猪名野神社があった。
伊丹は、江戸時代に江戸積酒造業の発展支えた、上方の酒造地のひとつだ。
伊丹酒の仕込みには、良質の井戸水が使われていた。
この老松酒造は、一般の人達に「酒造りで使われていた井戸」の水を提供している。(ペットボトルを持って並んでいる)
JR伊丹駅の西側一帯が、有明城の「主郭部」と家臣団の住む「侍町」、そして一般町人の住む「町屋地区」だったようだ。
スタート地点の駐車場に戻って来た。
楽しい1日だった。