阪急神戸線の園田駅と塚口駅の中間、線路のすぐ北側に「岡院(ごいん)の石棺」がある。
見つけやす場所だった。
岡院の用水路の上にあり、説明板には「スズリ橋と称せられ保存されてきた」と書いてあるが、まさかこの上を歩いたのではないだろう。
長さ191cm、幅81cmで、用水路にかけられていて歩くのには適当だったのだろうか?
古墳時代中期(約1500年前)のものだ。
(岡院(ごいん)の石棺 - 御薗)
岡院の石棺の西200mに「御園古墳」があるが、意外と見つけられずに探し回った。
三菱電機の工場に入っていく細い道の奥に御薗墓地があり、その一角に石棺の覆屋があった。
なお、御薗墓地は三菱電機伊丹製作所の敷地に取り囲まれていて、御薗古墳(全長60m、高さ3m)の墳丘にある。
この石棺の中に、高貴な人が眠っていたのかと想像すると楽しい。
(御園古墳 - 塚口本町)
御園古墳から2kmほど西に行くと「塚口城跡」が少し残っている。
現在は市街化されたため、残念ながらその面影をほとんど失っている。