阪急豊中駅から176号線を南に100m歩くと、右側に脇道(能勢街道)があり、道なりに少し歩くと三叉路になり、左角に「栄地蔵」がある。
能勢街道は大阪市内から豊中市を経て、妙見山の能勢妙見堂に至る旧街道で、今日は豊中駅から南へ岡町駅まで一駅歩いた。
まず目についたのが栄地蔵だが、大きなビルの片隅にあり、少し不憫を感じた。
昨年この道を通ったときは、一人の高齢の男性が頭を下げてしっかりとお祈りをしていたが、続いて私も家族の健康を祈った。
(栄地蔵)
道なりに800m南に行くと大阪府道99号線と交わるが、その左側に風情を感じる「高木邸」がある。
もとは呉服屋さんを営んでいたらしいが、明治初期の京風建物で、「豊中市都市景観形成建築物 第1号」に指定されている。
エアコンの室外機が2台あり、今も人が住んでいるようだ。
(高木邸)
さらに道なりに200m南に行くと、「岡町商店街 能勢街道」の看板が見えてくる。
昨今のコロナ禍で賑わいが少なくなっているが、商店街を歩いていろんな店を見るのは楽しい。
その手前に「能勢街道」と彫られた「道標」があるが、新しそうだ。
道標は、文字が少し見えにくくなっていて、一部が少し欠けた石碑のほうが良い。
(能勢街道石碑)